誘拐保険について

「誘拐保険」って知ってますか?

「誘拐保険」は、誘拐における損害や損失を補償する保険です。
名前を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

一般人の場合、誘拐される可能性自体が少ないことに加え、身代金が要求される可能性も低いことから興味を持つ人は少ないようですが、大企業の社長やその家族など、誘拐されて多額の身代金を要求される可能性のある人は、万が一に備えて加入している人もいるようです。

きっかけは海外の誘拐殺人事件

真偽のほどは定かではありませんが、誘拐保険が保険商品として販売されるようになったのは、1932年に発生した「リンドバーグ愛児誘拐事件」がきっかけだと言われています。
この事件は、「大西洋単独無着陸飛行」に成功したことで一躍有名となったパイロット、チャールズ・リンドバーグの愛息が誘拐後殺害された事件です。

身代金を要求されたリンドバーグは、多額の身代金を支払ったのですが、愛息が彼の元に戻ってくることはありませんでした。
結局この事件は、誘拐した後すぐに愛息は殺害されてしまっており、なんと自宅からすぐちかくの林に変わり果てた姿で倒れていたそうです。

とても悲しい事件ですよね。
犯人と思われた人間は最後まで冤罪を主張していたようですが、最終的に死刑となりました。

日本も同様ですが、海外では格差社会化がどんどんひどくなってきており、貧富の差が激しいため、誘拐事件が後を絶たないといわれています。
一定の富裕層で誘拐保険に加入している割合は思いの外高いのだそうです。

日本の誘拐保険制度について

日本でも、何十年か前に企業の社長が誘拐される事件がありましたが、現在の日本国内では誘拐保険を取り扱っている保険会社はありません。
理由としては、こうした保険制度が充実することで事件を誘発する可能性が高いということや、日本の誘拐事件は完全犯罪がなく、100%解決しているからだという説もあります。

となると、富裕層の方で不安になる人もいそうですが、海外の誘拐保険制度に加入することは可能です。
その国で誘拐事件に巻き込まれてしまった場合には、補償金が降りますので、誘拐の危険がある国に住んでいる日本人は、加入している人もいるようです。

ちなみに保険料はその国の治安や入国用途などによって変動し、内戦中の国を取材しているジャーナリストは誘拐保険に加入するケースがあるそうなのですが、この場合、滞在中1日の保険料が10万円とかなりの金額になるといわれています。

詳細については各保険会社も秘密事項として明かしていませんので、こちらも真偽のほどはわかりませんが、危険な地域に滞在している人の保険料が高いという点は理解できますね。