展示品保険について

保険をかけたいのは芸術品だけではない

美術館や博物館に展示されている芸術品や骨董品などは、保険をかけて盗難や破損に対して補償されるよう手配しているところが多いですが、こうした展示品は、芸術品以外にもいろいろあります。

例えば、企業が展示している医療機器などの新製品や貴重な資料、高価な楽器などにおいても、万が一に備えて保険をかけておきたいと考える企業は多いです。
そういった時に利用されるのが「展示品保険」になります。

展示品保険とは

展示品保険は、展示されている品物に対して補償をする保険です。
前述したような展示品のほかに、食品などを保険対象としている保険会社もあります。
ほとんどが法人での利用で、個人での利用はほとんどありません。

展示品の破損や盗難においての補償はもちろんですが、展示品を操作、移動するにあたって従業員が負傷した際の補償を行なう保険会社もあるようですので、手厚い補償が期待でいそうです。

保険期間はそのプランによってさまざまで、展示期間が設けられている場合はその期間に対してかけますし、常設している展示品であれば、1年毎に契約更新する場合もあります。
保険料も当然展示品や保険期間、保証内容によって異なります。

補償金が支払われる金額もさまざまですが、展示品が全損した場合は、購入金額ではなく時価での評価額となる場合が多いです。
また部分破損の場合、評価額ではなく修復代などに必要な金額が補償されます。
破損があってから時価や修復費を調べることになりますので、補償金が支払われるまでにはある程度の時間がかかると考えておいたほうがよいでしょう。

加入の際は、貴重な資料や展示品になるほど専門科の鑑定などが必要になる場合があるため、飛び込みで展示品保険だけ利用したいという場合に断られてしまうことがあります。
そのため、展示品保険の利用を検討している方は、日頃から取引のある保険会社に問い合わせるほうが、スムーズに加入に進めるようです。

展示品保険につける特約

展示品保険に加入する企業は、「動産保険」という保険を特約としてつけるところが多いといわれています。
動産保険とは、展示品を操作していたり、移動のため輸送している時に事故などで破損してしまった場合の補償にをしてもらえるという保険です。

火災保険では、展示品などを保管中に火災に遭ってしまった場合の補償を受けることができますが、移動中や操作中に発生した火災においては保証対象外となってしまいます。
こうした面からも、貴重な展示品には動産保険をつけるのが得策です。

芸術品以外でも、展示品について保険をかけているということはなかなかイメージが湧きませんが、展示品保険は利用している企業が意外と多いそうですよ。